派遣業許可の更新手続きとは?時期・必要書類・注意点を解説
派遣業の許可は、一度取得すれば終わりというものではありません。
労働者派遣事業の許可には「有効期間」があり、定期的な更新手続きが必要です。
この記事では、派遣業許可の更新手続きについて、スケジュール・必要書類・よくある注意点を説明します。
更新の時期はいつ?
派遣業許可の有効期間は「3年間」です。
更新手続きは、有効期限の約3ヶ月前から始まります。
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例:令和5年10月1日許可 → 令和8年9月30日まで有効
→ 更新申請は 令和8年6月下旬~7月末に提出する必要があります。
※東京労働局は事前に案内があります。ただ原則として自社で管理が必要です。
更新に必要な書類(代表的なもの)
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更新許可申請書
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財務諸表(直近の決算書・勘定科目明細など)
- 教育訓練、キャリア形成計画
その他、管轄によっては追加資料が求められる場合もあります。
更新手続きでの注意点3つ
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事前準備が肝心
更新手続きは書類が多く、直前では間に合わないことも。申請期限の1〜2ヶ月前から準備を。 -
要件に変化がないかチェック
財務状況・人員配置・事務所要件などが、現在も許可基準を満たしているか確認が必要です。 -
不備があると再提出・遅延に
過去の報告書が未提出、変更届漏れなどがあると、スムーズに進まない可能性も。
まとめ:許可取得後も「更新」がゴールではなくスタートです
派遣業の運営は、「許可更新」と「定期報告」がセットです。
更新時期を逃してしまうと、許可が失効し、派遣事業を継続できなくなるリスクもあります。
当事務所では、更新手続きのスケジュール管理や書類チェックのサポートも可能です。
不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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